インドから来日されたヨーガ療法士、N.V.ラグラム氏の講演会に行って来ました。ラグラム氏はインド人初の宇宙飛行士
シャルマ氏にヨーガを指導したことでも有名な方です。インド人の先生のお話を聞くのは初めてで、とても楽しみにしていたのですが、通訳さんはどんな方なのかが、ちょっと気がかりでした。
というのも、数年前にダライ・ラマ法王の講演会に出かけたのですが、この時は、法王はチベット語でお話をされたので、一言一句、通訳さんの訳に頼るしかなかったのです。通訳さんは、チベット語を解する日本在住の外国の方だったので、日本語のほうが日本語にならず、もう意味不明だったのです。
しか~し、そこはダライ・ラマです。不思議な力全開でした。4月にもかかわらず、肌寒い、小雨と風の強い日だったのに、法王の登場とともに、陽が射しぽかぽか暖かくなり、小鳥が寺院の周りを素晴らしい歌声とともに舞うのです。これは、演出か?と思ったくらいです。(ありえないですけど・・・笑) で、私はあまりにもピースフルになりすぎ、しばし居眠り。どうやら、周囲の方も。4時間以上かけてバスでたどり着いたというのにですよ~!でも、不思議とお話の内容はさっぱりわからなかったにもかかわらず、行ってよかったと思ったのでした。
あの時の通訳のまずさは法王の力でなんとかなったけど、あれ以来、通訳さんの大切さは認識していました。
前おきが長くなってしまいましたが、今回の通訳さん、Sさんはインドの大学でヨーガや哲学を学ばれた方で、英語はもちろん、ヨーガの知識もバッチリだったので、とってもわかりやすかったです!英語を直訳しただけでは、ちょっとわかりにくいよな~、と思われる箇所はちゃんと補足で説明もはいるし。もちろん、入念な打ち合わせもあったとは思いますが、素晴らしかったです。休憩時間にお礼を言ったら、「あ~。良かったです。心配だったんです」と言われてたので、ちゃんと伝えてよかったです。でも、ほんと、通訳の仕事って大変そうです。
そうそう内容は、ラグラム氏のバガバッド・ギーターとバクテイ・ヨーガ、息子さんのアムリト氏(鹿児島こども病院でヨーガ療法士として勤務)によるヨーガ療法についての講演で、あっという間の時間でした。私にとっては、またもや新しいアプローチ、バクテイ・ヨーガで、とても勉強になりました。