カテゴリ:Canada 1997( 3 )

Back to the time

ここ数日、昔話のようなカナダ旅行のお話が続いてしまってますが、お付き合いいただいている方、どうもありがとうございます。ほんとは、決めないといけないことがあって、ちょっと、逃避中で(笑)

ブログに書き始めたら、色々なことが思い出されて、すっかりプリンスエドワード島モードになっています。フィンランドにほれ込むまでは、夢の移住先はカナダでしたから。(笑)一緒に旅したOちゃんから、カナダのことを書き出したとたん、お食事会お誘いメールが・・・しばらく会ってなかったのにね。不思議・・・ブログのことは話してないのに。

Oちゃんと言えば、迷子になったエルムウッド・ヘリテージ・インでの最初の夜のことが思い出されます。私が先にシャワーを使わせてもらったんだけど、その後彼女が妙な顔でシャワーから出てきました。なんと言うのでしょう・・・耳まで真っ赤で思い切り真面目な表情なんですが、涙目で、しかも目だけ笑ってるの!「どうしたん?」と聞いても「言わない」といいながらも、もうたまらずに笑いころげています。

犯人は、私でした。

思ったのよね・・・さすがプレミアムスイートのお部屋だけあって、「タオル」が大きくて丈夫だなって。カナダの人ってでかいもんな・・・って。でも、洗いにくいし、泡もたたないじゃん!ええーい、面倒くさい!!!!
そう、私はバスマットで身体を洗ったのでした。チャンチャン♪
これも精霊のいたずらと言ったら、怒るよね?(笑)
それにしても、こんな大爆笑ネタを一人の胸におさめようと努力したOちゃん、あなたの友情にはいつも感謝しています。(笑)

そうそう、迷子になったときに迎えにきてくれたエルムウッドのハンサムな息子さんは、今は音楽奏者になって世界中を旅しているそうです。どうりで、日本のロックバンドのことを熱心に聞いていたはずねえ。
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by looktothisday | 2006-04-22 15:12 | Canada 1997

Spirits in Prince Edward Island

1997年8月。私の長年にわたる夢だったカナダ、プリンスエドワード島を訪ねるという夢がかないました。福岡、成田、カルガリー、トロント、ハリファックス、シャーロットタウン。エルムウッド・ヘリテージ・インにたどり着いたのは、家を出て丸一日以上経っていました。本当に遠いのね・・・

旅の疲れでぐっすり眠って目覚めた朝。ベッドから出て、美しい部屋にうっとりしながら窓辺のソファに向おうとした途端・・・全く、ふいに雷に打たれたように身体がガタガタ震えだしたのです。寒いとも思ってなかったのに悪寒というのか、歯もガチガチ言うし、あわててベッドに戻りました。Oちゃんに暖炉の火をつけてもらいました。でも、恐くてでれないんです。彼女は全然平気と言います。風邪かもしれないので、持ってきた葛根湯を飲み、何枚も重ね着をして、そーっと起きてみました。少し寒いとは思うけど、先ほどの悪寒は消えていました。

それ以来、窓辺には近付きませんでした。「何かしら、ある・・・」私は霊感はありません。ただ、この島にいる間中、”何”か感じるものがあったのです。思えば、この島に来ると決めてすぐ、アンの話の舞台となった「グリ-ンゲイブルス」でボヤ騒ぎがありました。私行かない方がいいのかしらって、思いましたっけ。(←偶然でしょうけど)

決定的なことは「赤毛のアン」の作者、モンゴメリが育った母方の祖父母の家、マクニール家の跡地で起こりました。そこには、もう家は残っていなくて、小さなブックストアがありました。私は、家の建っていた場所にしばらくたたずみ、ふとそのブックストアの方を振り返ると、ほんの一瞬、セピア色の昔風のドレスを着た女性の幻影を見ました。いや、見た気がしました。後にも先にも、そんな経験はありません、今の所。

この場所は、観光地化されている「グリーン・ゲイブルス」よりも、ずっと、物語やモンゴメリを感じられる場所です。彼女が勤めていた郵便局からこの家までのショートカットを歩くと、金色の小麦畑をわたる風には、かすかに海の香りがします。暮れていく8月の午後の陽射しを斜めにみながら、とても、なつかしい気持ちになったのを覚えてます。

もしかしたら、もしかしたら、不思議な出来事はこの島の精霊たちの「いたずら」だったのでは、ないだろうか・・・この島にいる間、私の持てるだけの感性はすっかり、研ぎ澄まされていたので、普段感じないものまで感じたのではないだろうか・・・
今もそういうふうに考えるのが好きです。
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by looktothisday | 2006-04-21 20:44 | Canada 1997

Lost in Charlottetown

みんなさんは、どんなお昼休みを過ごしていますか?私の職場には、休憩室があります。和室の8畳にこたつ、冷蔵庫、流し台などがありまして、仮眠がとれるようになってるんです。お弁当を食べたら、ここでお昼ねをします。大体、30分くらいかなあ。はじめは、なんで眠るのよ・・・と思っていましたが、さすがに20年もこの習慣を続けていますと、どんなに周囲がうるさかろうと、ワン・ツー・スリーで熟睡です。貴重な睡眠時間となっています。私は、大体どこでも眠れます。

図らずも、とんでもないとこでも眠ってしまうこともあります。今までで一番不覚だったのは、9年前のカナダ旅行で「赤毛のアン」のミュジーカルを見ながら眠ってしまったことです。「赤毛のアン」は、カテゴリーを設けねばならないくらい、私に影響を与えた本でして、このカナダ旅行は、もちろん、プリンスエドワード島を訪ねるものでした。日本からいい席を予約し、待ちに待ったミュジーカルだったのに、ほんとんど覚えていません。

そして覚えていない理由はもう一つ。その後、とんでもない事態になってしまったからです。
ミュージカルが終わって、タクシーを急いで拾って、「エルムウッド・ヘリテージ・イン」と告げると、ちょっとワルっぽいしかしイケメンのドライバーさんは「知らない」と言うのです。住所を見せても、わかんないと。そこは「赤毛のアン」の中にでてくる、ジョセフィーヌおばさんの家である「ぶなの木屋敷」のモデルとなった邸宅なんで、てっきり有名とばかり思っていたんです。

真青でしたが、もう真っ暗で、どこがどこやらわからないので、とりあえず、その住所の通りでおろしてもらいました。この旅は友人のOちゃんと一緒でしたが、彼女は別に「赤毛のアン」オタクではなかったので、いうなれば、私に付き合ってくれたという感じでしょうか。なので、何の知識もなく私にまかされていたのでした。

最初は、「田舎なんだしすぐわかるわよ」、と勘を働かせると、「あった、あった!」すぐに見つけ、中へ・・・・が、どうも様子がヘン。ちらかり放題なのです。「キャロル!!!(女主人の名前)」と呼んでみるけど、応答なし。居間らしき部屋を覗き込み、愕然とする・・・知らないおじさんが大イビキでテレビをつけっぱなしで眠りこけていたのです。そこで、やっと気付きました。私たちは、全く別の民家へ侵入していたと・・・・アメリカじゃなくて、ほんとに良かったです。ここで、銃殺されてたかもです。

そーっと家を出て、真っ暗な街灯もない場所をさまよい続けました。月と星の美しい夜でした。Oちゃんが、「こんなにキレイな星空のもと、野宿もいいねえ」なんて、のんきなことを言うのですが、私はもうなんで高いお金払って夢の「ぶなの木屋敷」のスウイートの部屋をとってるのに、野宿よおおお!!!と、もう絶望的気分。

宿はどこにもなく、公衆電話も商店さえない・・・どれくらい時間がたったでしょう・・・もう真夜中。灯りのついた店を発見し、そこからエルムウッドへ電話していただきました。宿の息子さん、大学生くらいだったなあ・・・このアホの日本人を迎えにきてくださいました。すごくハンサムで、日本は好きだとかで、親切に色々話してくれて無事着きました。

それが、迷っていた場所から、すぐなんです。なんで、みつけられなかったんだろう・・・なんだか、キツネにつままれたようでした・・・・

そういえばその朝も不思議なことが・・・(続く)
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by looktothisday | 2006-04-20 21:02 | Canada 1997