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天使の思い出~サグラダファミリア 二日目(September22)その1

疲れすぎか、私には珍しくあまり眠れなかったバルセロナの夜。7時に目覚めると、外はまだ真っ暗。今日は日本語ツアーに参加で、9時50分にカテドラルの近くのショップに集合。夜は寝台列車でグラナダに向うので、このホテルは朝食後チエツクアウトするしかないのです。朝食は生ハムとチョリソ(スペイン風ソ-セージ)が特においしく、どこで食べてもはずれなしのスペイン料理の始まりにぴったりでした。デザートまでありましたよ!

さて、いよいよ、バルセロナの街に繰り出します。チエックアウト後なので、まず荷物をサンツ駅のロッカーに預けるか、ホテルに預けるか日本で何度も検討していたけど、フロントの一声で決定。
私 「サンツ駅までタクシーよんでもらえます?」
フロント 「なんちゅーことを!200mくらいしかないです!すぐそこだよ。」
私 「スーツケースあるけど、大丈夫なの?」
フロント 「ノープロブレム」
治安が悪いので有名なサンツ駅まで土曜日の朝9時ごろ、ごろごろスーツケース転がしましたけど、犬の散歩以外の人はいなくて、あっけなく着きました。ロッカーは有人で、ちゃんと検査をして預けます。大きいので一つで二人分はいりましたよ~。
これで大きな荷物からは解放されたわけだけど、まだ貴重品100%もっているわけで、私はなんと9ヶ所に分けて身につける警戒度最高レベル150%でした。

当然タクシーで集合場所へ。間違えてチップを2ユーロも渡してしまう。ホテルではミネラルウオーターが3ユーロもしたし・・・へこむ。ここで、ふところの痛まぬ娘が一言。「あのタクシーのお兄さんにはいい朝の始まりだったから、いいってことにしたら?」仕方ないそうしよう・・・

早く着きすぎたのでカテドラルの周りをぶらぶら。カテドラルは修復中のよう。広場には舞台が設置されていて、今夜あたりメルセ祭のも催しがあるみたいです。
さて、時間。ガイドさんは日本人ではなく日本語をしゃべれる現地の方。ちょっと聞きづらい説明だったけど、やさしい笑顔の人。今後続くアクの強いガイドさんたちの中では一番普通でした。私達のほかにも中年カップル、女性二人、新婚カップル等、5,6組。ほとんどがこの組み合わせでしたね。
モンジュイックの丘で街全体を見下ろし、オリンピック競技場では女子マラソンの有森選手、4位だった山下選手(3年前フィンランドのサウナで偶然ご一緒できて、感動した!)のことを思いながら感慨にひたる。その後、ガウデイ作品がされげなく残る市街を車窓から楽しみながらグエル公園へ。ここも観光客でいっぱい。すご~く可愛い建物だらけで、ツアーで駆け足なのが残念でした!一瞬にわか雨が降ったけど、すぐに止んで、これ以降スペインは二度と雨にあいませんでした。

そしていよいよ、バルセロナに来た最大の理由。サグラダファミリアへ!
じゃーん
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おおお、あまりにも有名だけど思わずのけぞるその奇怪ともいる姿。そして、あっと驚く数の観光客。ここはエレベーターで上に上がれるけど、長蛇の列だったし、娘が高い所がだめなので、私達は断念。
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このとおり、まだ工事中。建築の勉強をしている人には何日かよっても飽きないとこでしょうね。
私たちもここまで来た甲斐があったよな~。

ひととおり見学してからショップへ。ここで私に生まれてはじめての災難がふりかかる・・・・
どこが触れたかわからないのだけど、売り物のおみやげコーヒーカップを落として割ってしまったのです!!!落ちて割れる映像がスローモーションのように~そして効果音のような
    ガッシャーン
色々な言語の「あれ、まあ~」が店内に響く。すぐに店員さんがやってきたので、「弁償します!!!」と声もとぎれながら申し出たけど、「ノープロブレム!そんな必要ないですよ!」と笑顔で、さっさと片付けてくださいました。ちょっと太目の彼女の後姿が天使に見えました。すぐその場所を立ち去りたかったけど、なんとか気力で数点おみやげを買って、帰り際にもう一度天使のお姉さんをみると、にっこり笑って"Don't worry!"もう、いっぺんでスペイン大好きになりました。素晴らしい建築物より、彼女の笑顔が忘れないサグラダファミリアになってしまいました。

by looktothisday | 2007-10-05 21:50 | スペイン母娘旅行2007