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受難の日・・・解剖

陰ヨガを知って、ヨガと解剖学の深い関係に興味を持ち始めたのですが、解剖そのものは・・・ちょっと・・という感じですよね。それが昨日、長女にとっては、悩みの種だった生物の「鶏の頭の解剖」の日だったのです。私たち母娘、鶏および鳥類全般苦手なんです!ずい分前から「どうしよう、どうしよう。私、絶対無理。休んでもいい?」と言って相当悩んでいたけど、「ともかく先生に鶏が苦手なこといってごらん」とアドバイスしておきました。ま、苦手なら免除とはいかないことは、経験上知ってしましたが・・・

で、ついに迎えた解剖の日!倒れそうになったので、自分ではできず、しかし側で観察せねばならなかったそうです。「当分、チキン料理は勘弁して。特に水炊きは・・・」といって顔色悪く帰宅しました。ブツは、なんでも大型犬のエサ用に水煮したものらしいです。

で、私は思いました。私のときよりいいじゃん、と。(同じ高校なんです)昔話で申し訳ないけど、私の時はですね、各自カエルを2匹生け捕りにしまして、それぞれ、腹部と頭部を解剖するというものでした。しかも、1匹は学校の自分の椅子の下で保管。近年、カエルの捕獲がこの田舎でも難しくなり、幸いこの恐ろしい伝統の継承はできなかったようです。中庭にはカエル塚なるものもあったなあ・・・。

記憶が正しければ、私の時の授業はこんな風でした・・・・

まず、カエルにクロロホルムをかがせる。そして、ふらーっとなった時に、頭部をガツンと机で叩き、脳震盪をおこさせ、そのとき開腹して観察する・・・・。で、ざっとスケッチしておき家で点描する。男女各1名貧血で倒れるが、そんなことは完全に想定内の鬼の生物教師は、どんどん進める。私は、どうしても頭をぶつけることができなくて、完全に固まっていたら、同じ班のすごいきゃしゃな可愛い子が「やってあげる♪」と、ガンガンやってくれた!人はみかけによらないことを知った15歳の初夏。感謝しつつ、それからは全て自分で。だって、先生が「お前達はカエルの犠牲を無駄にするのか!」って低いトーンでいうのだもん。確かにそう。自分が奪った命を無駄にしてはならぬと、私は歯をくいしばってやった。でも、残念ながらみたものは、全て記憶から消去されている。ただ、その時の罪悪感と義務感・・・それだけは、はっきり覚えている。私にとっては、生物の解剖というより、別の何か・・・

月日はめぐり、自分の娘にも同じ経験が。多分次女も・・・
なんとか、ならないんでしょうか?って、ブログに書いてしょうがないですけどね。不思議に、全然平気な人もいるから、やっぱり世の中色んな人がいるもんです。

by looktothisday | 2006-03-14 22:28 | 子育て