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Pikkujoulu

毎年恒例、12月の第一土曜日は職場の忘年会である。あまり異動のないとこなので、同じ顔、同じジョーク、変わり映えのしないお料理と、楽しみにはしてないのだけど、いやいや、皆さん芸達者で中には道をまちがえたんじゃないの?みたいな芸人もいる。でも、やっぱり疲れたな!

フィンランドにも日本の忘年会に似たパーテイがこの時期にある。その名もピックヨウル・・・小さなクリスマス会とでも訳すのかな。職場でも行われて、日本と違うところは家族も参加したりすることだろうか。もし、日本で子供たちが職場の忘年会に参加して、パパがサンタの格好でミニスカートはいてでてきたら、こりゃ父親の権威にかかわるけどね。(笑)あと、1泊2日でちょっとしたリゾートにでかけて、釣りやサウナなんかを楽しんだりと、結構楽しそうである。

所違えど・・・人間あまり変わらないよね。ただ、フィンランドはやっぱりサンタクロースの国。クリスマスは国をあげての行事だ。11月の終わりからカウントダウンが始まる。これは、私たちが子供のころ、「もーいーくつ寝ると、お正月♪・・・」とお正月を待った気持ちそのまんまでないの。

来週の火曜日、12月6日は独立記念日。大統領官邸で大パーテイである。この様子はもちろんテレビで放映されるし、ネットでもみれる。私は数年前にフィン在住のたの字さんにビデオを送っていただき、よーく観察した。毎年、お決まりのゲストもいるようだし、もちろん、初参加の方々も・・・これは日本の紅白みたいだぞ。退屈だけど、見ちゃうってとこ。そして、衣装を競うとかね。
戦争の時の英雄。。。かなり高齢な方々もいらっしゃる。これが、本来の姿だよね。彼らなしでは、今の独立したフィンランド共和国はないわけで。

もちろん、ファーストダンスはハロネン大統領&社会学者だっけのご主人。ベリーダンスが趣味らしい。お願い、これはあまり見たくないな。(笑)来年も大統領の座は安定とみられている。が、昨年68%もあった支持率は今は52%らしい。どうしちゃったのかな。この人は若い頃から常に弱者の味方として歩んできた。同性愛者の権利を求める団体の代表も勤めてきている。彼女自身は大統領就任後、事実婚だった現在のご主人と結婚してるから、違うだろうけど。ムーミンの作家トーベ・ヤンソンも女性のパートナーがいたし。私個人としては、この陽気で庶民的なこの人は好きである。世界の平和、弱者の味方・・・そして、上っ面だけでない。これだけでもう合格である。こういう人が日本にも登場すればいいのに・・・特に女性で。小泉ファミリーの女性陣は華やかさと聡明さばかりで、どうも地に足がついてない感じがしてしまうのよね。
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by looktothisday | 2005-12-03 23:00 | Finland