父の水仙

信じられないような悲惨な出来事が、この私たちの住む日本で起こってしまったショックは、本当に大きかったですね。

地震、津波という人間には逃れようもないこと、そして人間が作った原発にも打つ手がないこと、少しでも被災された方々のために何かしたいと思っても、できることの少なさに、ただただ無力さを感じています。それでいて、東北地方の方々の辛抱強さ、危険を冒しながら被災地、あるいは原発事故の救済、処理にあたる方々の自分をかえりみない行動に感謝し、同じ日本人であることに誇りを感じてもいます。

人間って弱くて強い、強くて弱い・・・

世界各国からの温かい支援も本当に心強く、私個人にも、友人たちはもちろん数年間途絶えていたアメリカやカナダの知人から安否を心配してくださるメールも届きました。と、同時に放射能汚染を心配して心無い記事も目にします。

人間って温かくって、冷たい、冷たくって温かい。

とても不安な気持ちの時、ヨーガの勉強会があり参加してきました。色々と勉強になることばかりだったのですが、やはり、今私が最も必要としていただろうことが、心に残りました。

「今の幸せが続けばいい、そう願った瞬間に、足元から崩れていく。ただ、その流れに乗っていくしかない。それがベストなのだ」


 実家に行ったら、母が父の水仙をくれました。亡くなった父は農業技術推進員で当時、この地区ではなかったラッパスイセンの改良に成功したのです。ビニールハウスでの栽培も珍しく、私が通っていた保育園が見学に来たりして、私もずいぶん鼻が高かったことを記憶しています。今では当たり前のことですけど。

 そのひかえめな美しさと、その色の陽気さと、気高い香りと・・・40年以上たった今もわずかに庭に残る生命力に、なんだか勇気をもらったのでした。
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by looktothisday | 2011-03-30 21:29 | 日々思う事